
1. 📖『1対1対応の演習/数学C』の概要
『1対1対応の演習/数学C[三訂版]』(東京出版)は、新課程(2022年度〜)に伴い再編された「数学C」の入試標準〜難関レベルを網羅する決定版問題集です。
新課程の数学Cでは、旧数学Bから移行した「ベクトル」、旧数学IIIから移行した「2次曲線」「いろいろな関数・曲線」「複素数平面」、そして章横断的な「数3C総合問題」という、図形・関数・位置関係を扱う最重要分野が集約されています。
基本的には1つのテーマに対して「例題」と「演習題」が1対1で対応する構成となっており、共通テストから国公立二次・難関私大入試に必要な解法パターンを短期間で効率よく習得できます。
2. 🗂 本書の目次
本書は以下の章構成となっており、各分野の要点が整理された上で例題・演習題へと接続します。
- 📌 ベクトル
- ベクトルの演算
- ベクトルの応用(位置ベクトル、平面・空間のベクトルなど)
- 📌 2次曲線
- 放物線
- 楕円
- 双曲線
- 2次曲線と直線
- 📌 いろいろな関数・曲線
- 媒介変数表示と極座標
- 合成関数と逆関数
- 📌 複素数平面
- 複素数の演算
- 複素数と図形
- 📌 数3C総合問題(実戦演習14題)
3. ✨ 本書のメリット
- 🎯 図形・関数・曲線に関する重要解法を完全網羅ベクトル・2次曲線・複素数平面・媒介変数表示・極座標など、図形や曲線に対する異なるアプローチ(代数・複素数・媒介変数・図形性質)を多角的に鍛えられます。
- 💡 「数3C総合問題」で実戦力を飛躍的に向上第1〜4章の基本構成に加え、最下部に配置された「数3C総合問題(14題)」によって、数III・数Cの分野が複雑に絡み合う二次試験レベルの初見問題に対する対応力を徹底強化できます。
- 🔄 インプットとアウトプットの完全連動例題で解法のアプローチを学び、直後の演習題で即座に手を動かして演習するため、実戦力への変換が非常にスムーズです。
4. ⚠️ 本書のデメリット
- 🏋️ 文系受験者は必要な単元が限定される文系で「ベクトル」のみが必要な場合、残りの「2次曲線」「複素数平面」などは使用しないため、一冊のうちベクトル部分のみをピックアップして取り組む必要があります。
- ⚡ 高レベルな基礎数学力・計算力が前提教科書レベルの定義や公式の暗記だけでは解説を追うのが難しいため、網羅系参考書(『青チャート』や『Focus Gold』等)の例題を一通り終えた後に接続するのが効果的です。
5. 📊 分野別問題数一覧表
『1対1対応の演習/数学C[三訂版]』の分野別テーマ・問題数一覧です。(※第1〜4章は例題・演習題が1対1で対応、「数3C総合問題」は演習題のみ14題で構成されています)
| 分野(目次) | 例題数 | 演習題数 | 合計問題数 |
| 1. ベクトル | 13題 | 13題 | 26題 |
| 2. 2次曲線 | 7題 | 7題 | 14題 |
| 3. いろいろな関数・曲線 | 4題 | 4題 | 8題 |
| 4. 複素数平面 | 12題 | 12題 | 24題 |
| 5. 数3C総合問題 | — | 14題 | 14題 |
| 合計 | 36題 | 50題 | 86題 |
6. 📈 他の代表的数学参考書との難易度比較表
数学Cにおける各参考書・問題集の難易度と立ち位置の比較です。
| 参考書・問題集名 | 難易度レベル | 主な用途・特徴 | 『1対1』との前後関係 |
| 黄チャート / 入試基礎問題精講 | ★★☆☆☆ | 基礎〜標準の定着・教科書レベル脱却 | 『1対1』の前に接続 |
| 青チャート / Focus Gold | ★★★☆☆ | 網羅系・基礎から入試標準までの全網羅 | 基礎固めとして『1対1』の前に接続 |
| 1対1対応の演習(本書) | ★★★★☆ | 入試標準〜難関レベルの解法パターン網羅 | 本参考書 |
| 理系数学の良問プラチカ / やさしい理系数学 | ★★★★★ | 難関国公立・理系学部レベルの実戦演習 | 『1対1』完成後に接続 |
| 数学の真髄 / 新数学演習 | ★★★★★+ | 最難関大(東大・京大・国公立医学部)突破 | 『1対1』完成後に接続 |
7. 🎓 まとめ:どんな受験生におすすめか?
『1対1対応の演習/数学C』は、基礎レベルの網羅系参考書を終え、「ベクトル・2次曲線・複素数平面・極座標などの入試実戦力を固めたい」「難関大二次試験の図形・曲線・総合問題で完答を目指したい」という受験生・再受験生に最適な一冊です。
全86題(例題36+演習50)という洗練された精鋭問題群をやり込むことで、図形や関数・曲線問題に対する視点が多角化し、入試標準〜難関レベルの問題を迷わず解き進められるようになります。



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